ふたごちゃん原理主義 Twin

アクセスカウンタ

zoom RSS 「東京の下層社会」紀田順一郎著

<<   作成日時 : 2011/01/30 21:35   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像明治から昭和初期にかけての東京を中心に、スラム街の実態や、娼婦・女工などの悲惨な境遇を、当時の書物や報告書を引用する形で紹介する一冊。

その当時のその種の本というと、岩波文庫で出た『日本の下層社会』が代表的なもので、怖いもの見たさと自分自身の将来への不安感から、読みたいんだけれども、明治の文章は読みにくいしなー、と迷っていたところに、類書の紹介や当時の社会状況までなぞってくれたこの本が出たので、読んでみました。

描かれた状況は自分の下卑た興味に応えてくれる底無し感あふれるもので、満腹致しました。焼却中の塵芥の山からゴミにまみれた腐った果実を見つけ出してかぶりつくくだりは圧巻です。

ただ、余談ながら、著者が本来は書誌学の分野の著作の多い方で、この本においても著者のコメント部分には良識派の書斎派としての見識、言い換えれば、ぼんぼん育ちの本フェチの平凡な倫理観が見え隠れして、それがジャマです。

本題に戻って、本書の冒頭で“今はなき三大スラム”という章題で、現在ではスラムが消滅したかのようなネタ振りがされていますが、大阪までお越し頂ければ、伝統あるスラムの雰囲気をたっぷり味わうことのできる地域があります。某電気街のそばなので、そちらにおいでの節はお立ち寄り頂けます。・・・ちょっと危険なカヲリが漂いますケド。

著者にも本書執筆前にぜひその地域を取材して頂きたかった。


(平成12年発行・平成14年購入、ちくま学芸文庫)




<この記事の文章は、平成14年に書いたものです。きょうは早く寝るの。>

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
なんでか検索とかでお越しの方はトップへ↓
当ブログのトップへ
「東京の下層社会」紀田順一郎著 ふたごちゃん原理主義 Twin/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる