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zoom RSS 「ムツゴロウのゆうびん箱」畑正憲著

<<   作成日時 : 2011/02/06 22:55   >>

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画像作家とかエッセイストとかの分類を超え、動物王国をはじめとするスケールのでかい生きざまで知られる畑正憲氏。その数多い著書の中で、40歳頃に書かれたこの本、タイトルだけでは分からないだろう内容は、

連載されていた雑誌の読者から寄せられたお手紙に対して、悩み相談に乗ったり質問に答えたりする、というものである。

ひとことで言えば、人生相談だ。

もともとの著者の文体が語り口調に近いので、ふいんきとしては、ラジオの深夜放送でのハガキコーナーを活字に起こしたもの、といった感じである。いや、ラジオの深夜放送ってのも、いまやほとんど廃れた文化かもしれないけど。

人生相談なんて基本的に無責任かつ上から目線で、しかも何の解決にもなってないのが普通である。たまに新聞とかでそんなコーナーを読んでも、せいぜい、この相談者より自分の立ち位置はマシだと心を安らかにする程度の効能しかない。

しかるに本書はちょっと毛色が違ってて、著者は尋常でなく行動力と包容力が豊かなので、自身の経験をどんどん語り、しかも簡単に結論だけ与えるのを潔しとしないのか、たとえ話や横道が膨らんでゆき、本書の後半に進むほどに、一本のお手紙に対する回答が長く長くなってゆく。連載誌からもっと短くしろと忠告を受けていたらしい記述もある。

たとえば終盤、比較的わかりやすい「結婚はするべき?」との女性からの質問に対して「一度は経験しても損しないのでは?」の結論まで文庫にして22ページ。短編一本分である。

長所であれ欠点であれ、そこが本書の魅力になるべき特質である。

どうでもいいことであるが当記事筆者としては、いつも心底から共感の持てるタイプの著者ではないにしても、たまにこの、余人に無い熱さに触れたくなるのである。



(昭和54年発行・昭和55年購入、角川文庫)

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