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zoom RSS 「恋愛中毒」山本文緒著

<<   作成日時 : 2011/04/03 22:52   >>

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画像かくてーしんこく前後の当記事筆者は普段でもサバンナ気候なのにさらに一面の砂漠地帯のように乾いた日々を送っているので、読む本くらいは、恋愛感情と身体感覚に右往左往するはかなく水も滴る美女を主人公に、渋いセンスの熟年作家を相手として湿地帯のような感情と熱帯雨林のようなラブシーンを描いたものを、と思って買ったら、

主人公は外見が十人並みで理性的で自立した三十路女だった。

相手役は純文学の薫り立つ二枚目作家(ex.渡辺淳一、五木寛之)かと思ったら行動派タレント作家(ex.景山民夫、志茂田景樹)だった。

ストーリーはほぼ主人公目線で語られ、主人公の性格の設定上、あまり感情がべたべたしておらず客観的に進行する。主人公が実家の両親との確執を振り切ったり、策略を用いて作家の古くからの愛人を遠ざけたりするくだりは、むしろ自力で願望を実現する肉食系の小説と見えるほどだ。

そして恋愛小説で重要なエロ描写。最初のラブシーンを引用してみよう。


 まさかと思ったけれど、やはり私はやられてしまった。


一行かよ!
行為の描写などいっさい無く、いっそ潔いほどである。

期待し想像していたふいんきとは違うにしても、それはそれで、場面転換も早く、小気味良く読み進めることのできる小説である。



(平成14年発行・平成23年購入、角川文庫)




と思って読んでたら、以上のことはすべて伏線であって、結末に向って鳥肌モノの展開が待ち受けていた!

主人公が「恋愛中毒」ってタイトルほどには恋愛にハマってる感じではないという違和感が、読み終えておそろしい意味で納得できるのである!

一言でいえば、羊の皮を被った狼、の皮を被ったアリジゴク。

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